
はじめに:積水ハウスの平屋
積水ハウスは、大手ハウスメーカーとして知られ、その高品質な住宅を提供しています。平屋においても、木造の「SHAWOOD(シャーウッド)」鉄骨造の「IS(イズ)」2つの構造タイプを提供しているのが特徴です。
他のハウスメーカーと比較して、積水ハウスの平屋は高価格帯となりますが、その分、質の高い自由設計が可能です。それでは、平屋の価格別の実例と間取りを見ていきましょう。
- 積水ハウスの平屋の坪単価の目安(木造と鉄骨造別)
- 積水ハウスの平屋の坪数別の建物本体価格の目安
- 付帯工事費や諸費用を含めた建築総額の目安(木造と鉄骨造別、坪数別
- 坪数別の間取りと生活イメージ(20坪、30坪、40坪)
積水ハウスの坪単価の目安
積水ハウスの平屋の坪単価はいくら?
積水ハウスの平屋は、一般的に他のハウスメーカーと比較して高価格帯になります。
坪単価は約80~120万円が目安。構造(鉄骨・木造)、仕様、地域、調査時期などによって坪単価は変わってきます。
積水ハウスの平屋 坪数と建物本体価格
20坪、30坪、40坪など、坪数別の本体価格シミュレーション
積水ハウスで平屋をご検討中の方にとって、気になるのは坪数と建物本体価格ではないでしょうか。 積水ハウスの平屋は、高品質な自由設計が魅力ですが、価格帯も比較的高めです。
積水ハウスの平屋住宅には、木造の「SHAWOOD(シャーウッド)」と鉄骨造の「IS(イズ)」の二つのタイプがあります。
木造と鉄骨造の2パターンの本体価格の目安を見ていきます。
※2024年以前は、木造が「RIRAKU 里楽」、鉄骨が「HIRAYAの季(とき)」という商品名で販売されていましたが、現在はブランド名が変更されています。
木造平屋 SHAWOOD(シャーウッド)

木造の坪単価は約80~100万円とが目安です。この坪単価を基に、平屋の広さごとの建物本体価格を見ていきましょう。
延べ床面積 | 建物本体価格 |
---|---|
20坪 | 1600~2000万円 |
30坪 | 2400~3000万円 | 40坪 | 3200~4000万円 |
鉄骨造平屋 IS(イズ)

鉄骨造の坪単価は約100~120万円程です。
延べ床面積 | 建物本体価格 |
---|---|
20坪 | 2000~2400万円 |
30坪 | 3000~3600万円 | 40坪 | 4000~4800万円 |
付帯工事費、諸費用を含めた建築総額の目安
建物の総額は、建物本体価格以外に、外構工事や給排水工事といった付帯工事費、登記費用や不動産取得税などの諸経費も必要です。総額は、建物本体価格に約1.3倍の金額が目安になります。
木造平屋 SHAWOOD(シャーウッド)の総額
延べ床面積 | 総額 |
---|---|
20坪 | 2080~2600万円 |
30坪 | 3120~3900万円 | 40坪 | 4160~5200万円 |
鉄骨造平屋 IS(イズ)の総額
延べ床面積 | 総額 |
---|---|
20坪 | 2600~3120万円 |
30坪 | 3900~4680万円 | 40坪 | 5200~6240万円 |
坪数別の間取りと生活イメージ
20坪、30坪、40坪の平屋で、どんな間取りで生活スタイルができるでしょうか?。家族構成やライフスタイルに合わせた部屋の使い方、収納の工夫も併せて解説します。
坪数 | 間取り | 人数 |
---|---|---|
20坪 | 1LDK~2LDK | 1〜2人 |
2500万円 | 3〜4人 | 24坪 | 3000万円 | 4LDK〜5LDK | 4〜5人以上 |
20坪(約66㎡)の家:コンパクトな暮らしに最適

20坪の住宅は、都市部の狭小地や単身・二人暮らしの世帯に人気のサイズです。間取りは1LDKまたは2LDKが多く、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)を中心に、寝室と小さめの個室が1部屋ある構成が一般的です。
生活イメージ収納スペースはやや限られるため、家具は必要最低限に抑え、壁面収納や床下収納などを活用すると快適に。部屋数が少ないため、ワンルームのようにオープンな使い方をすることで、開放感を持たせられます。リモートワークが必要な場合は、リビングの一角にワークスペースを設ける工夫も必要です。
30坪(約99㎡)の家:標準的な家族にフィット

30坪は、郊外の一戸建て住宅で最も人気のあるサイズ帯です。間取りは3LDKが一般的で、LDKに加えて、主寝室、子ども部屋、もう1部屋は書斎や客間として使える構成になります。
生活イメージ家族それぞれが自分の部屋を持てるため、プライバシーを確保しやすいのが特徴です。収納スペースもある程度確保できるので、ウォークインクローゼットやシューズクロークなども設けられます。共用のリビングは広めに設計でき、家族団らんの時間をゆったり過ごせます。
40坪(約132㎡)の家:ゆとりのある暮らしを実現
40坪の住宅は、二世帯や子どもが多い家庭、大きな収納や趣味のスペースを持ちたい家庭に向いています。間取りは4LDK〜5LDKが多く、それぞれの個室に加えて、書斎や趣味部屋、和室なども配置可能です。
生活イメージ広いLDKに加え、キッチンはパントリー付き、各部屋にクローゼット、玄関には大きなシューズインクロークなど、収納も充実。リビング階段や吹き抜けを取り入れれば、家族の気配を感じられる設計に。テレワーク専用の書斎や、趣味のアトリエ、子ども専用の遊び部屋など、自由な発想で空間を活用できます。
積水ハウスの平屋の間取りと実例
【29坪・2LDK】家族の時間を大切にする開放的な2LDK+αの住まい

こちらは2LDK+キッズスペースの間取りで、中央に広々としたLDKを配置し、左側に主寝室、右側に子ども室とキッズスペースを設けた家族向けの住宅です。上部に勾配天井を取り入れることで、開放感と豊かな空間を実現しています
中央のLDKは家の中心となる広々とした空間で、家族の団らんの場として十分な広さ。主寝室は左側に独立して配置され、プライバシーが確保されています。子ども室は右側に位置し、隣接するキッズスペースと合わせて子どもの成長に合わせた柔軟な使い方ができます。水回りは洗面脱衣室、トイレ、パントリーが集約され、生活動線の効率が高い配置になっています。
敷地面積 | 29.6坪 98.00㎡ |
---|---|
家族構成 | 夫婦+子ども1人 | 間取り | 2SLDK |
【29坪・3LDK】機能的で収納豊富な3LDKの家族向け住まい

こちらは3LDKの間取りで、左側に主寝室と2つの子ども室、中央にLDK、右側に水回りと玄関を配置した機能的な家族向け住宅です。充実した収納スペースと明確に区分けされた生活ゾーンが特徴的です。
広々としたLDKは家の中心に位置し、キッチンを含めた家族の共有スペースとなっています。左側には主寝室と2つの子ども室が並び、プライベートゾーンを形成しています。右側には水回り設備と玄関が集約され、家事動線の効率化が図られています。中央部に設けられた畳コーナーとファミリークローゼットで、生活の質を高める工夫だれています。
中央にはファミリークローゼットが設けられており、家族共有の衣類や季節物の収納に最適です。さらに玄関横には土間収納があり、靴やアウトドア用品の収納に便利です。各居室にもクローゼットがあると推測され、限られたスペースを最大限に活用した収納計画が見られます。
敷地面積 | 39.3坪 130㎡ |
---|---|
家族構成 | 夫婦+子ども2人 | 間取り | 3LDK |
【29坪・3LDK】ゆとりと機能性を両立した3LDK+αの洗練された住まい

3LDKに加えてギャラリースペースを備えた高機能な間取りです。広々としたLDK空間を中心に、左側に主寝室エリア、右側に子ども室エリアという明確なゾーニングが特徴的。
中央部分にはキッチン・ダイニング・ピットリビングが一体となった開放的な空間が広がっています。ピットリビングは床を一段下げた設計と思われ、空間に変化と奥行きを生み出しています。左側には主寝室とウォークインクローゼット(WIC)、水回りが集約され、プライベート性の高い親世帯ゾーンを形成。
収納計画が非常に充実しているのが特徴です。主寝室に隣接する大型のウォークインクローゼット(WIC)は、夫婦の衣類や季節物の収納に十分な広さを確保。各子ども室にもクローゼットが設けられており、成長に合わせた収納ニーズに対応できます。
敷地面積 | 34.7坪 114.88㎡ |
---|---|
家族構成 | 夫婦+子ども2人 | 間取り | 3LDK |
平屋の間取りを決める5つの重要ポイント
家族構成とライフスタイルに合わせた間取り
平屋の間取りは、住む人の家族構成やライフスタイルによって大きく変わります。夫婦二人暮らしなら、コンパクトながらも趣味の空間を充実させた2LDK程度の間取りが理想的です。
一方、子育て世代は子どもの成長に合わせて変化する生活動線を考慮し、リビングから見渡せる子ども部屋や家事効率の良いキッチン配置が重要になります。シニア世代では将来の身体機能の変化を見据え、バリアフリーや介護スペースの確保が必須です。
どの世代も共通して大切なのは、将来の変化に対応できる可変性です。間仕切り壁を減らした大空間をパーテーションで区切ったり、子ども部屋を将来は書斎や趣味の部屋に転用できるよう計画したりすることで、長く快適に暮らせる住まいが実現します。家族の成長や生活スタイルの変化に柔軟に対応できる間取りこそ、平屋の大きな魅力です。
平屋ならではの家事動線を徹底的に考える
平屋の最大の魅力は、階段の上り下りなく生活動線を設計できる点です。特に家事動線は日々の暮らしを左右する重要なポイント。キッチンを中心に、リビングや洗面所、ランドリースペースを近接配置することで、料理しながら洗濯物を回したり、子どもの様子を見守ったりが一度にできます。
ランドリールームの隣にファミリークローゼットを設ければ、洗濯物をその場で畳んでしまえるので二度手間がなくなります。
また、掃除のしやすさも考慮して、動線上に余計な段差や曲がり角を減らし、家具配置にもゆとりを持たせることが大切。
収納スペースを賢く確保する
平屋でも収納の工夫次第で広々とした空間が実現します。ウォークインクローゼットは衣類だけでなく、季節家電や趣味の道具もまとめて収納できるのが魅力。小屋裏収納は、普段使わないけれど大切なものを保管するのに最適です。床下収納は、食料品や防災用品のストックに役立ちます。
玄関には、靴だけでなく傘やベビーカーもしまえる収納を。廊下には、壁面を利用した埋め込み収納や可動棚を設ければ、日用品や書籍などをすっきり整理できます。。
自然光と風を取り込む設計
平屋の間取りでは、自然光と風を効果的に取り入れる設計が快適な住空間を作ります。採光計画の一例として、大きな南向きの窓をリビングに配置することで、一日中明るい空間を実現できます。
また、天窓や高窓を設けると、プライバシーを保ちながら光を取り込めます。風の通り道を考慮した通風計画としては、互い違いに窓を配置すると、室内に自然な風の流れを生み出せます。これにより、空気がこもりにくく、心地よい住まいが実現できるでしょう。
防犯対策を考慮した間取り
平屋は全ての窓が地上階にあるため、防犯対策も考慮しましょう。死角の少ない配置にすることで、外部からの侵入を防ぎやすくなります。
防犯設備としては、人感センサー付きのライトや防犯カメラを設置し、不審者の侵入を抑止することが重要です。窓には、補助錠や防犯フィルムを取り付けると安心です。
平屋を建てる際の注意点と費用を抑えるコツ
オプション費用を抑えるための考え方
平屋のオプション費用を抑えるには、まず住宅メーカーやハウスビルダーの標準仕様を隅々まで確認しましょう。標準仕様内で満足できる部分を見極めることが大切です。グレードアップは、毎日使うキッチンや浴室の設備・断熱性など、本当に必要な箇所に絞り優先順位をつけましょう。
契約前に、壁の色や床材、照明器具といった仕様やオプションを具体的に決めておくことで、後からの追加費用を防げます。特に、間取りの変更や設備のグレードアップは、工事が始まってからでは高額になりがちです。
死角の少ない配置にすることで、外部からの侵入を防ぎやすくなります。例えば、玄関や窓を道路から見える位置に配置することで、視認性を高めることができます。
防犯設備としては、センサーライトや防犯カメラが効果的です。これらを玄関や庭に設置することで、不審者を抑止でき、安心感が向上します。住まいの安全を確保するためには、間取りと設備のバランスが大切です。
屋根材と外壁材の選び方:平屋ならではの注意点
平屋は屋根面積が広いため、屋根材選びではコストと耐久性のバランスが重要です。初期費用だけでなく、長期的なメンテナンス費用も考慮しましょう。
外壁材は、屋根との色合いや素材の調和が外観の印象を大きく左右します。また、汚れにくさやメンテナンスのしやすさも考慮して選びましょう。
複数社から見積もりをとって比較する
平屋建築では、同じ間取りでも会社によって数百万円の価格差が生じることがあります。そのため、最低でも3社以上から見積もりを取得し比較することをおすすめします。
単純な金額だけでなく、見積もりに含まれる仕様や性能が各社で同等なのかを細かく確認しましょう。標準装備と有料オプションの違いを明確にし、本当に必要なものを見極めることが大切です。
値引き交渉は、見積もりを比較検討した上で、具体的な希望額を提示するタイミングで行うと効果的です。ただし、無理な交渉は信頼関係を損なう可能性もあるため、誠意をもって臨みましょう。
まとめ
積水ハウスの平屋は、木造のシャーウッドと鉄骨造のイズという二つの構造タイプがあります。高価格帯であるものの、その分高品質な自由設計が可能です。坪単価の目安として、木造は約80~100万円、鉄骨造は約100~120万円程です。
- 積水ハウスの平屋は、高品質な自由設計。坪単価は一般的に他のハウスメーカーと比較して高価格帯であり、約80~120万円が目安です。坪単価は構造(鉄骨・木造)、仕様、地域、調査時期によって変動します。
- 積水ハウスの平屋には、木造の「SHAWOOD(シャーウッド)」と鉄骨造の「IS(イズ)」の2つのタイプがあり、それぞれ坪単価の目安と建物本体価格が異なります。 ・木造「SHAWOOD」の坪単価は約80~100万円
- 平屋の広さ別に、20坪、30坪、40坪の間取りと生活イメージ ・20坪(約66㎡):1LDK~2LDK、1〜2人向け
・鉄骨造「IS」の坪単価は約100~120万円
・30坪(約99㎡):3LDK、標準的な家族向け
・40坪(約132㎡):4LDK〜5LDK、二世帯や大家族向け


近年、注文住宅は中堅ハウスメーカーの「ローコスト」と大手の「ハイコスト」という二極化が進んでいます。

ローコストの坪単価が40~50万円、中堅の坪単価は60~70万円、大手人気ハウスメーカーの坪単価は80~100万円が目安となります。
注文住宅の費用相場
間取り | ローコスト | 中堅 | 大手 |
---|---|---|---|
3LDK 30坪 99㎡~ |
1,800万円~ | 2,400万円~ | 3,000万円~ |
4LDK 35坪 116㎡~ |
2,070万円~ | 2,770万円~ | 3,500万円~ |
5LDK 40坪 132㎡~ |
2,300万円~ | 3,100万円~ | 4,000万円~ |

「ローコストだけ」じゃなく、色々なハウスメーカーの住宅プランを比較するのが、理想的な住宅を建てるうえで大切です。

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