住友林業の平屋を2000万円で新築 価格別プランと総費用を徹底比較

2,000万円で住友林業の平屋住宅を建てることは可能か？

住友林業は国内No.1の木材・建材商社で、木の風合いを生かしたデザイン性が人気のハウスメーカーです。

住友林業 2,000万台の予算で建てる平屋の広さは？

住宅総額価格2,000万円で建てられる平屋住宅の坪数目安

高品質な木造住宅で知られている住友林業の坪単価は80万円程です。

建物本体価格だけで2,000万円を予算とする場合、25坪の広さになります。

ただしこの25坪は、建物本体価格のみの算出で、住宅総額の価格で計算した坪数ではありません。

住宅を建築する際には、建物本体のコスト以外にも考慮する必要があります。具体的には、諸費用や付帯工事費がこれに該当し、これらの費用も合わせて総予算を考える必要があります。

一般的に、建物本体価格に対して1.3～1.4倍の費用を合計した金額が、実際の総額となります。

総額2,000万円の予算で建築を考えた場合、実際には20坪程度の広さの平屋住宅を建てることが目安となります。

20坪の場合、1LDKや2LDKなどの比較的コンパクトな間取りで、夫婦二人の生活にはちょうど良いサイズです。

住友林業の平屋 予算別の建設可能な坪数

住友林業の坪単価は80万円程と、業界の中でも比較的高い水準ですが、その分、大空間や自由度、ハイグレードな設備と保証がある住宅を建てることができます。

住友林業で建てる平屋住宅の予算別の建設可能な坪数について詳しく解説します。

住友林業 平屋 予算別の建設可能な坪数

総額2,000万円の場合

総額2,000万円で建てる場合、本体価格は約1538万円となり、広さは約20坪になります。20坪は1LDK～2LDKの間取りに相当し、夫婦二人か子供一人の3人くらいのコンパクトなサイズとなります。

3000万円以上の場合

3000万円以上になると、30坪以上の広さになり、3LDK～4LDKの間取りが可能になります。家族構成やライフスタイルに合わせた、より自由度の高い間取りを実現できます。

このように、予算によって建設可能な坪数は大きく異なります。ご自身の家族構成やライフスタイルに合わせて、最適な予算と広さを検討することが大切です。

※上記はあくまで目安であり、実際の建設費用は土地の広さや設備仕様によって異なります。 ※住友林業では、様々なプランやオプションを用意しています。詳しくは住友林業の公式サイトをご覧ください。

住友林業の平屋には、「フォレストセレクション」「グランドライフ」の2つがある

住友林業は、平屋にも力を入れており、2つの商品を用意しています。

FOREST SELECTIONの特徴

FOREST SELECTIONは、住友林業の家がお得に建てられるセミオーダープランです。

坪単価80万円で、住友林業の高品質な住宅を、比較的手頃な価格で家を建てることが可能です。

1500個以上もの豊富なベースとなる間取りから選び、そこに自分たちのニーズや好みに応じたカスタマイズを加えていくことができます。

2階建てはもちろん、平屋建築にも対応しており、フルオーダーには劣りますが、お得な価格で家を建てることができます。

2,000万円台の予算で平家を建てる場合、FOREST SELECTIONがおすすめです。

GRAND LIFEの特徴

GRAND LIFEは、住友林業の平屋に特化した完全に自由設計の商品です。

坪単価は90万円となっており、このプランでは屋根の種類をはじめ、家の設計において高い自由度が許されます。

片流れや寄棟、段違いなど5種類の屋根形状から選ぶことができ、外観デザインにおいてもオリジナリティを追求できます。

予算に余裕があり、自分だけのこだわりやスタイリッシュなデザインを求める方におすすめです。

住友林業のビッグフレーム構法

木造建築ながら鉄骨造の良さも兼ね備えた画期的な構法

住友林業のオリジナル技術のビッグフレーム構法は、高い耐震性を維持しながら、広々とした空間を実現できる工法です。

FOREST SELECTIONとGRAND LIFEの両方の商品で採用されています。

ビッグフレーム構法のメリット

BF構法の最大のメリットは、高い耐震性を確保しつつ、木造ながら鉄骨造並みに大空間を実現できる点です。木の温もりを感じられる空間でありながら、自由なデザインが可能です。

住友林業のデザイン提案力の高さがBF構法の強みでもあり、住友林業で建てたオーナー満足度調査で「設計に満足」と回答した割合は97.9%です。

住友林業で平屋の受注が増えている

販売の4割が平屋の契約で、5年ほど前からすると1.5倍に増加

出典：NHK おはBiz「変わる戸建て市場　住宅メーカーの戦略は」

住友林業では、近年、平屋住宅の受注が増加しています。年間で販売する注文住宅の約4割が平屋の契約となっており、これは5年ほど前の実績と比較すると1.5倍もの増加です。（NHK総合　2024年12月18日放送　変わる戸建て市場　住宅メーカーの戦略は）

これまで、平屋住宅はシニア世代に人気があるイメージでしたが、住友林業では契約者の半数以上が20～30代の若い世代であるというデータも示されています。

出典：NHK おはBiz「変わる戸建て市場　住宅メーカーの戦略は」

この背景には、若い世代のライフスタイルや価値観の変化が大きく影響していると考えられます。取材に応じた30代の夫婦は、比較的地価の安い郊外に土地を購入し、広いリビングのある平屋での暮らしを満喫しているとのことです。

住友林業の平屋が選ばれる理由と背景

住友林業の設計力の強み

住友林業は設計力を強みとしており、顧客一人ひとりのライフスタイルや希望に合わせた自由な空間設計が可能です。平屋ならではの開放的な間取りや、庭との一体感を重視した設計など、多様なニーズに対応できます。

住友林業の平屋「GRAND LIFE（グランドライフ）」では、好きなシーンを集めて新しい暮らしを提案しており、ワンフロアで完結する心地良さや、庭とつながるライフスタイルを実現できます。

住友林業の平屋が他社より坪単価が高い理由

住友林業の平屋住宅は、坪単価が80~100万円と一般のハウスメーカーよりも高いです。

ローコスト住宅のハウスメーカーだと、住友林業の半額以下で建てられる場合もあります。

しかし、ハイコストハウスメーカーの中では一般的とも言えます。では、なぜ住友林業の平屋は高額なのでしょうか？

高品質の木材を採用

住友林業といえば、高品質な木材を採用することで、木が持つ魅力を最大限に生かした住宅を建築しています。

特に、PRIME WOODと呼ばれる最高級の木材は、木目、色、光沢など、すべての面において最高品質を誇ります。

標準仕様のグレードが高い

住友林業は、標準仕様でハイグレードな住宅を建てられるのも特徴です。

住宅のすべての部分において高い品質を追求して、設備のグレードも高いため、価格が高くなります

技術開発費用の影響

住友林業は、より良い注文住宅を建てるために技術開発を進めています。

ビッグフレーム構法のようなオリジナルの建築技術は、木材の持つポテンシャルを最大限に引き出し、耐震性や空間の広がりといった面で優れた住宅を実現しています。

これらの技術開発の費用も、坪単価に反映されています。

まとめ

高品質な木造住宅で知られる住友林業は、木が持つ魅力を最大限に生かした住宅を建築しています。

標準仕様の設備がハイグレードで坪単価が高いため、総額2,000万円で平屋を建てる場合、20坪程度のコンパクトなサイズの広さになります。

20坪の間取りでは、1LDK～2LDKの間取りが一般的です。夫婦二人や子供が一人いる家庭には十分な広さですが、家族構成によっては間取りの自由度にはある程度の制限が出てくる可能性があります。

30坪以上の広さの場合は、3000万円以上の予算が必要になります。