
コミコミ800万円で平屋は本当に建つ?
『コミコミ』の定義と平屋の価格相場

住宅広告でよく見かける「コミコミ◯◯万円」という表現ですが、その中には何が含まれているのでしょうか?
「コミコミ800万円」と謳われる場合、それは建物本体価格に、付帯工事費(基礎工事、電気・水道工事など)や諸費用(登記費用、住宅ローン手数料など)が含まれた金額です。
土地代は含まれません。住宅を建てるための総費用ではない点に注意が必要です。
建材費・人件費の高騰は、主に2020年代初頭から顕著になっており、具体的な影響としては材料費の大幅アップや施工期間の延長が挙げられます。
現在では、総費用でコミコミ800万円の家を建てることは非常に困難な状況となっています。
平屋の一般的な価格相場は約1,500万円から約2,500万円とされており、800万円という金額は「超ローコスト住宅」に分類されます。広告表現に惑わされず、見積もりの内訳を詳細に確認しましょう。
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「コミコミ800万円の平屋」は超ローコスト住宅
「コミコミ800万円で平屋」という目標は、一般的な住宅市場では「超ローコスト」に分類され、全てのハウスメーカーが対応できるわけではありません。
この価格帯に対応できるのは、徹底したコスト管理を行う超ローコスト住宅専門の工務店や、規格住宅を得意とするハウスメーカーが主です。業者選定では、過去の実績、相見積もり、そしてアフターサービスの有無を確認しましょう。
平屋の利点である「階段が不要」「構造がシンプル」という特徴を活かし、コンパクトながらも機能的な住空間を創造することで、限られた予算でも十分に満足でき「ローコスト住宅」を建てられます。
「コミコミ800万円」の費用内訳を徹底解説

コミコミ価格には、「建物本体」以外に、水道やガスを道路から引き込む「付帯工事費」と、「諸経費」が含まれています。
総額の内訳は、「建物本体」が70~80%、「付帯工事費」が15~20%、「諸経費」が5~10%になるのが相場です。
建物本体価格 (本体工事費)

建築総額コミコミの約70~80%を占めるのが建物本体価格です。この費用には、下記のものが含まれます。
- 仮設工事~基礎工事
- 構造躯体
- 屋根・外壁工事
- 内装工事
- キッチン・浴室・トイレなどの住宅設備
- 建築工事費
ただし、「どこまでを本体工事に含むか」はハウスメーカーや工務店によって異なることがあるので注意して見積書などを確認しましょう。照明器具や空調設備、カーテンレールなどは会社によって本体工事に含まれる場合と別途工事になる場合があります。
見積もりを比較検討する際は、各社の本体工事費に含まれる項目を詳細に確認し、同じ条件で比較することが重要です。契約前には必ず「何が含まれ、何が含まれないか」を明確にし、後から追加費用が発生しないよう、標準仕様とオプション仕様の境界線を書面で確認しておきましょう。
付帯工事費
付帯工事費は建物本体以外に必要となる工事費用で、全体の約15~20%を占める重要な項目です。決して小さくない割合のため、予算計画時に必ず考慮する必要があります。
- 屋外電気・給排水・ガス配管工事(30~80万円)
- 外構工事(塀・門・車庫・駐車場など50~200万円)
- 地盤調査費用(5~10万円)
- 地盤改良工事(必要に応じて50~150万円)
これらの費用は初期見積もりに含まれず、後から追加費用として請求される可能性が高いため注意が必要です。契約前には「どの項目が本体工事に含まれ、どの項目が別途工事になるか」を詳細に確認しましょう。
特に地盤改良工事や外構工事は地域や立地条件によって大きく変動するため、余裕を持った予算設定が重要です。想定外の出費を避けるため、事前の十分な確認と準備を心がけてください。
その他諸費用
その他諸費用は建築工事以外に発生する費用で、全体の約5~10%を占めます。小さな金額に見えても積み重なると大きな負担となるため、事前の把握が重要です。
- 登記手数料(5~15万円)
- 建築確認申請などの諸官庁手数料(3~10万円)
- 住宅ローン保証料(借入額の0.2~2%)
- 印紙税(数千円~数万円)
- 火災・地震保険料(年間数万円)
これらの費用はハウスメーカーの見積もりには含まれないことが多く、別途準備が必要です。
特に注意すべき点は、「コミコミ800万円」には土地代が一切含まれていないことです。土地を持っていない場合は、別途土地購入費用が必要となり、総費用は大幅に増加します。
住宅会社との初回相談では「諸費用として何が必要か」「土地代以外に追加で発生する可能性がある費用は何か」を必ず確認しましょう。土地代を含めた全体的な資金計画を立てることで、予算オーバーを防ぎ、安心して住宅建築を進められます。
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800万円台で建てられる平屋の家とその特徴
コンパクトながら工夫された間取り

800万円台の平屋住宅は、多くが1LDK~2DKの間取りとなっており、夫婦や子供1人の3人家族程度であれば快適に暮らせる設計となっています。限られた予算で最大限の居住空間を確保するため、様々な工夫が施されています。
間取りとして多いのは、廊下などの無駄なスペースを極力なくし、LDKを広く確保する設計です。玄関から直接リビングにアクセスできる間取りや、各部屋を効率的に配置することで、実際の床面積以上の開放感があります。浴室・洗面・トイレなどの水回りを1箇所に集約することで、配管工事のコストを削減できます。
ただし、収納スペースが不足しやすい点や部屋数に制限があるという課題もあります。子供の成長や家族構成の変化、荷物の量などを考慮すると、長期的な住み心地に影響する可能性があります。
購入前には、現在の生活スタイルだけでなく、将来的な家族の変化も含めて、本当に自分たちに合った間取りかどうかを慎重に検討しましょう。
800万円台の平屋を建てるための成功ポイント
間取りと外観をシンプルに
平屋建築において、コストを抑える最も効果的な方法の一つが、建物の「形状」をシンプルにすることです。
コの字型やL字型といった複雑な形状は、外壁の面積が増え、構造材の加工も複雑になるため、材料費や施工の手間が格段に増え、結果として建築費用が高騰します。
四角形のシンプルな形状を選ぶことで、コストを大幅に抑えながらも機能的で快適な住まいを実現できます。
シンプルな間取りの具体例として、玄関・LDK・寝室・水回りを効率的に配置した長方形プランがあります。無駄な廊下を省き、各部屋を直線的に配置することで、限られた面積でも開放感のある空間を創出できます。
また、屋根形状も切妻屋根や片流れ屋根などシンプルなデザインを選ぶことで、施工コストをさらに削減できます。
シンプルな形状は建築時のコスト削減だけでなく、将来的なメンテナンス費用も抑えられる大きなメリットがあります。外壁や屋根の面積が少なく、構造が単純なため、修繕時の費用も最小限に抑えられ、長期的な住宅維持費の節約にもつながります。
適切な施工業者を選ぶ

大手ハウスメーカーはローコスト住宅など低価格帯の商品は、ノウハウもなく、利益が少ないためやりません。平屋の建築実績が豊富でノウハウを持つ地域の工務店が「超ローコスト住宅」を得意としているケースが多いです。
信頼できる工務店を見つけるため、複数の業者を比較検討しましょう。工務店の探し方としては、地域の情報誌やインターネット、知人の紹介などがあります。
工務店選びでは、まず地域の建築業者をリストアップし、平屋の施工事例を複数確認しましょう。
契約前には、アフターサービスの内容と期間、定期点検の頻度を必ず確認してください。地域密着型の工務店は、建築後のメンテナンスにも迅速に対応できる利点があります。
建築地を検討する

地方や田舎は土地代が安く、坪単価も抑えられるため、ローコスト住宅を建てやすい傾向があります。
まず建築予定地の相場を調べましょう。不動産情報サイトや地元の不動産会社で、同じ条件の土地価格を比較検討します
インフラ整備状況も確認ポイントです。上下水道やガス、電気の引き込み工事が必要な場合、追加費用が発生します。地域によっては建築基準や景観条例などの制約もあるため、事前に確認しましょう。
土地価格の安さだけでなく、生活利便性とのバランスを総合的に判断しましょう。将来的な資産価値や売却の可能性も視野に入れ、長期的な視点で検討しましょう。
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コミコミ800万円の平屋の注意点とデメリット
超ローコスト平屋の住宅の性能

超ローコスト平屋は、予算を重視する人に魅力的です。しかし、性能面での課題も理解が必要です。一般的な相場の住宅と比較して、ローコスト住宅は気密性や断熱性が劣る可能性があります。
一般的な相場の住宅と比較して、ローコスト住宅は気密性や断熱性が劣る可能性があります。冷暖房費が増え、光熱費が高くなるリスクがあります。夏の暑さや冬の寒さで快適性が低下することも考えられます。
購入前には実際の断熱材の種類や厚み、窓の性能、換気システムの仕様を確認しましょう。性能面での制約を理解した上で、自分の生活スタイルや予算とのバランスを慎重に検討することが大切です。
メンテナンス費用とアフターサポート
800万円台の平屋は、コスト削減のため安価な材料が使用される場合があります。屋根材や外壁材の劣化が早く進み、一般的な住宅より短いサイクルで修繕が必要になる可能性があることも考慮しておきましょう。
アフターサービスや保証も最低限に抑えられているケースが多く見られます。新築住宅には10年間の住宅保証が義務付けられていますが、保証範囲や対応内容は会社により大きく異なります。
契約前には保証内容を詳細に確認しましょう。定期点検の頻度、無償修理の範囲、有償修理の料金体系を明確にしておくことが大切です。
自由度と居住スペースの制限
コミコミ800万円の平屋は、設計の自由度が限られます。注文住宅と異なり、規格住宅が基本です。デザインや間取りの選択肢は限定的です。
家族構成によっては、手狭に感じるかもしれません。将来のライフスタイル変化への対応も考慮しましょう。
収納スペースの確保は課題となるでしょう。リフォームや増築には制約が伴います。
近隣環境との調和も検討する点です。転売時の市場価値への影響も把握すべきです。生活動線の効率性も確認が求められます。価格の魅力と制約を理解し、慎重な検討が肝心です。
長期的な視点で考えるなら?1000万円以上の平屋も検討しよう
1000万円台の平屋は「性能」・「品質」・「デザイン」が標準装備されている

中堅~大手のハウスメーカーは、1000万円台の平屋商品を展開しています。
1000万円台の平屋は、800万円台と比較して標準設備や基本性能が大幅に向上します。キッチンや浴室などの住宅設備のグレードが上がり、日常生活の快適性が明らかに高まります。
外観デザインや内装材の選択肢も豊富になります。住宅メーカーによっては基本間取りをベースとした自由設計ができる場合もあり、家族のライフスタイルに合わせた調整ができます。
耐震性能や断熱性能といった住宅の基本性能も向上している製品が多く見られます。高い断熱性能により光熱費の削減効果が期待でき、長期的な経済メリットも生まれます。
予算に余裕がある場合は、長期的な投資対効果を考慮して1000万円台の選択肢も検討する価値があります。
複数社比較・相見積もりは
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理想の平屋を手に入れるための賢い家づくり
複数社の比較検討の重要性
平屋の家づくりを成功させるには、複数社の比較検討は必須。最低でも3社から間取りプランを取得し、相見積もりを徹底的に行いましょう。
相見積もりで適正価格が分かります。結果的に、費用を抑えられます。施工業者選びは、家づくりの成否を左右します。妥協せず、納得いくまで見積もりをとり比較しましょう。
見積もり内容の詳細も重要なチェックポイントです。工事費の内訳、使用材料の仕様、工期、アフターサービスの内容を具体的に比較検討してください。
施工業者選びは家づくりの成否を左右します。価格だけでなく、提案力、技術力、対応力を総合的に見極めましょう。
妥協せず納得できるまで選定を進めることで、長く愛せる平屋が実現できます。契約前には保証内容や追加費用の発生条件も必ず確認しておきましょう。
無料一括見積もりサービスの活用
自宅で間取りプランや見積もり、カタログを一括請求できる無料サービスが多数提供されています。忙しい方や小さなお子様がいる家庭でも家に居ながら、気軽に利用できます。
気になる間取りプランや見積もり・カタログを、複数社のハウスメーカーからまとめて入手できます。
実際に住宅展示場を訪れ、現物を確認することで得られる感覚も貴重です。展示場見学と無料サービスをうまく組み合わせ、自分に合った情報収集スタイルを見つけましょう。
時間を有効活用しながら、理想の平屋づくりに向けた情報収集を進めましょう。
まとめ
上記で解説したポイントを踏まえ、「コミコミ800万円の家」は実現可能ですが、その費用内訳や注意点を深く理解し、現実的な認識を持つことが不可欠です。
特に、土地代や付帯工事費、長期的なメンテナンス費用は別途考慮する必要があります。
理想の平屋を建てるためには、複数の施工業者から情報を集め、費用と品質のバランスを慎重に見極めることが成功の鍵となります。
月々6万円台で新築に住めるって本当?
4LDKの家を建てるには、3000万円以上かかると思っていませんか?

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理由は、徹底的にコストを削減した、ローコスト住宅で建てるから。


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