マンションを高く売るためのセールスポイントと不動産会社の選び方
高く売るためには、戦略を立てる
- 最寄り駅からの距離(駅からの徒歩の時間)
- 部屋の向き、日当たり(南向き、東南の角部屋)
- マンションの接している道路(前面道路の幅)
- 築年数やリフォームしてからの年数
- 管理の状況(特に築年数が10年を超えている場合)
- マンションの付帯設備、付属施設(駐車場が付いているなど)
- 周辺の環境や利便性(公園や緑、ショッピングセンターなど)
- マンションの規模階数(最上階、眺望など)
- 利回り(投資用の物件の場合)
- 居住している状態で売り出す場合
- 空き部屋の状態で売り出す場合
- リフォームしてキレイな状態で売り出す
戦略を実行する仲介業者の選び方
マンションの売却の戦略を立てたら、次は戦略を実行するパートナーを選びます。即ち信頼のおける仲介業者選びです。 中古でマンションを売り出すには、不動産業者と『媒介契約』を取り交わす必要があります。 これは宅地建物取引業法に「マンションの売却・購入の依頼を受けたときは、宅権業者は遅滞なく媒介契約書を作成し依頼者に交付しなければならない」と定められているからです。「言った・言わない」の口約束を避けるためです。 媒介契約書は、物件の売買すべき価格や媒介契約の種類、報酬額などを記載し、記名・押印して交付します。 ちなみに媒介契約には- ①一般媒介契約
- ②専任媒介契約
- ③専属専任契約
参考記事
初めての不動産売却で、素人が結んで【いい契約】と【いけない契約】
一般媒介契約
一般媒介契約は、自分で選んだ複数の業者に依頼することができます。さらに、自分でお客さん(買主)を見つけて取引することもできます。専任媒介契約
専任媒介契約は、自分で選んだ業者にのみ依頼ができ、他の業者には依頼することができません。専属専任契約
専属専任媒介契約は、自分で選んだ業者にのみ依頼ができ、他の業者に依頼することはもちろん、自分でお客さんを見つけて取引することもできません。不動産媒介契約の選び方
さて、三つの媒介契約うち、どれが一番良い皆さん迷うことと思いとお考えでしょうか? 物件を早く希望価格で売却したいのなら、一般媒介契約は避けるべきです。 一見、「一般媒介契約」は複数のいろいろな業者にお願いするので、早く決まりそうな感じがします。しかし、複数の会社で営業をするので他社で決まってしまう(他決という)可能性もあり、そのため各仲介業者が広告宣伝費を多くかけないことが多く、営業マンも積極的な営業を仕掛けないからです。 また、「早く決めて欲しい」とお願いしても「どこの会社も決められないじゃないですか」と他の会社に責任を転嫁されてしまいます。 やはり信頼の厚い一社だけを選ぴ、その業者に責任を持って営業活動をしてもらえる、専任媒介契約、専属専任媒介契約を選ぶのが良いでしよう。定期的に営業活動の進捗状況も報告してくれるので安心です。 不動産の仲介業者は、「お見合い結婚」の仲人と同じで、良い売り主さんを良い買い主さんへ紹介し、売買を成立させる役目を担っています。やる気のない仲介業者を10社選ぶより、信頼のおける業者を1社選ぶ方が確実です。 物件の売りを担当する業者を「元付業者」、その元付業者に買い主さんを紹介するのが「客付け業者」といいます。 元付け業者は、売り主へ直接交渉する権利があります。ですから買い主が物件について何か交渉ごとがある場合は、必ず元付け業者を通してください。 一方、客付け業者は売り主への直接交渉をしてはいけないことになっています。そんなことをしたら、まとまる話もまとまりません。 また、元付け業者は、売り主より契約成立時に報酬(仲介手数料)を受ける権利があります。客付け業者は、契約成立時に報酬を買い主から受ける権利があります。 売りと買い(元付けと客付け)を一つの業者ですることもできます。この場合、売り主・買い主の両方から報酬を受ける権利があります。これを業界では「両手」と言っています。これに対して、どちらか一方の場合は「片手」と言います。 パートナーとなるべき仲介業者をいくつか選ぴ、担当者に売却戦略を伝え、今度はそれに添って正規の査定価格を提出してもらいます。それらは書面で提出してもらい、査定の根拠となる売買事例、数字などの詳細な説明を納得するまで聞き出します。そして、どの仲介業者が自分の売却戦略とマッチしているかを確認します。 ここで確認することは、- 仲介業者が売却するマンションのエリアでの実績を積み上げているか。
- そのエリアで現在、自分の売却しようといているマンションに当てはまる顧客をどれくらい抱えているか。
- 担当営業マンのマンションの売却への熱意、信頼度
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